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このサイトは機械製作のちょっとした知識・情報を伝えることを目的としたサイトです。
機械系の技術職に就いた私自身の経緯も踏まえて、機械製作の世界とはどんなものなのかテーマにいろいろ記事を書いてみました。
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「機械製図の知識は必須」



 機械系技術者にはこれだけは絶対必須であるという知識・分野がいくつかあるのですが、今回はその中の1つである「機械製図」について書いていこうと思います。

 この機械製図とは、そもそも何かというと、「機械図面」と呼ばれる図面を作成する作業のことを言います。

 作成する機械図面には、これから製作する部品や、それらを組み立てた組立品の「形状・大きさ・製作時の加工方法」等を記入し、実際に製作現場で部品の製作・組立をする際に使用します。

 機械製作では通常、

1.設計者が、どういった部品・組立品を製作するのかを「機械図面」を作成して表す
2.作成された「機械図面」をもとに、加工者が部品を製作する
3.製作した部品が「機械図面」の指示通りできているか、測定者が測定・検査をする
4.測定をクリアした部品を「機械図面」をもとに、組み立てる

というように機械図面を軸に製品を製作していきます。

 なので、機械系技術者である限りは、担当する業務に関わらず、機械図面を読み取る知識が必須です。

 また、図面を作成する立場にある設計者や製図者に関しては、読み取るだけでなく、作成するための知識も必要になります。



機械製図さわりだけ

 今回は、機械製図について詳しく説明はしませんが、せっかくなので少しだけ簡単に解説したいと思います。

 今回例として使用する機械図面は、「軸受け」と呼ばれる部品の図面です。
この軸受けは「軸」と呼ばれる棒状の機械部品を、別の部品に固定するためのものです。

 下にある画像は軸受けを、あとで紹介する3DCADという機械設計用の3DCGソフトによって、モデリングしたものです。
そしてその下にある画像が、機械図面です。(画像は拡大できます)









 それでは、解説に入りましょう。
機械図面を構成する要素の中でも、まず最初に理解すべきなのは「図」です。

上のモデリング画像を見ながら、図面を見てもらうとわかると思いますが、機械図面中にある図は、部品の形状を表しています。

 上の段の図は部品を真上から見た場合、その真下にある図は部品を正面から見た場合、右にある図は、部品を右側から見た時の形をそれぞれ表しています。

 これらの図を機械製図の用語で、「三面図(さんめんず)」と呼び、図面から部品の形状を読み取りたい場合は、この三面図を見て部品の立体的な形状を把握します。



 次に理解すべきなのは、「寸法」と呼ばれる部品の距離・角度の大きさを表す要素です。

 図面を見ると、部品の部分部分に、長い矢印とそのわきに数字が書いてあると思いますが、これらは部品の距離や角度の大きさを表しています。

 機械図面から部品の具体的な大きさを読み取る場合は、これらの矢印と数値を見て部品の大きさを把握します。



最後に

 今回解説した図や寸法の他にも、図面から読み取るべき事柄はたくさんあるのですが、紙面の都合上、今回はここまでにして、詳細な解説は他のページで行いたいと思います。

 まあまずはとにかく、機械製作に携わるならこの機械製図の理解が必須だということをご理解頂ければと思います。